上達コラム

第60回「チャンスの扉」は いつだって!

 

今月、9月3日から3泊4日の予定で鳥取県岩美郡岩美町のお寺2か所と幼稚園を含めて、3箇所でギターコンサートを行うことになっている。会場である本光寺と森福寺は、現在でも地域の教育・芸術・文化交流の場として大きな役割を担っており、それら発信の中心的存在なのだという。今回のコンサートも、「檀家の皆さんに本物の音楽を楽しんでもらう機会を!!」という趣旨の基に、本光寺の檀家代表の方が全てを企画・運営してくださっている。

 

本光寺は曹洞宗の立派なお寺で、所蔵している書や絵画等の文献は歴史的にも貴重なものが多いのだという。しかも、コンサートの折には地域の皆さんにもそれらが開放されるのだというから文化交流の場としては本格的である。今回は、鳥取に住居を構えた昔の生徒さんの紹介でその企画に参加することになったのだが、コンサートの後の書や絵画の鑑賞も楽しみである。何しろお寺でのコンサートは初めてのことである。一番気になるのは音響の事であるが、まだまだ暑さの事も気がかりである。紹介者である昔の生徒・田中彰彦君が、いろいろ気を遣って動いてくれているのが頼もしい。プログラムは「Album 4」の曲を中心に組んでいるが、音響を確認しながら相応しいものに変更することになるかもしれない。

 

先月の上達コラムでは「恐れず、怠らず、面白がって、前向に!」という本気のフレーズを使ったが、初めての経験だけに今私自身にとって一番の励ましの言葉となっている。上達にとって効果的なのは、「リングに上がる」という本番演奏の場に本気で臨むことであろう。本気であれば、どんな結果であろうと素直に真摯に向き合える。

 

9月には、協会主催の「テータイムコンサート」が用意されている。皆さんも、「恐れず、怠らず、面白がって、前向きに!」勇気を出してリングに上がってみよう。「ティータイムコンサート」が恒例となり、出場するメンバーも顔なじみになってきている。そのこと自体は大変喜ばしい事である。そんな中、新たなメンバーが挑戦してくれることもまた、少なからず期待している。もっとも、出場するのか、しないのか。選択するのは自分自身である。できることなら、自分にとって厳しい方の道を選択した方が、よりよい人生が待っているような気がするのは私だけの感覚なのであろうか。上昇気流という列車に乗るホームは、自分にとって厳しい方の選択した者だけが立てる「チャンスの扉」でもあると思っているからである。「ティータイムコンサート」の申し込みは、既に始まっている。迷っている人がいたら、是非「恐れず、怠らず、面白がって、前向きに!」という本気のフレーズを思い出してほしい。

                        2019.09.01

                           吉本光男