協会便り    2017年9月号

                            「意識」が決め手

 

今年の夏は、毎日の練習にも支障をきたすほどの猛暑が続いたが、皆さんはどのように過ごされただろうか。ニュースによれば、雨台風の影響で水害に悩まされた地域も多い8月であった。残暑厳しい9月を迎え、「日本ユニバーサルギター協会」の行事も山場を迎えることになる。

 

17日には「第7回 ティータイム・ギターコンサート」が開催される。今回は、16組の挑戦者が名乗りを上げている。日ごろの練習の成果を発表するよい機会として前向きにとらえる姿を頼もしく思う。さて、「ティータイム・ギターコンサート」では、毎回、最も多くの聴衆の心を引き付ける演奏をした者に「聴衆賞」を出している。これまでに、6人の挑戦者が「聴衆賞」を受賞した。第7回となる今回は、『「聴衆賞」は5回毎に振出しに戻り、すべての挑戦者がその対象となる』という協会の新しい規定により、振出しに戻った第6回の「聴衆賞」受賞者のみが除外されることになり、より多くの出場者に受賞のチャンスがあることになる。「聴衆賞」を受賞したということは、「一期一会」聴く者の心に響いた素晴らしい演奏をしたことの証なのだから、特別に価値あることといえる。従って、そのことを目標に日ごろの練習に精を出すことは意義深いことだ。もちろん「聴衆賞」は一つの結果にすぎない。だが、たかが「聴衆賞」と笑うなかれ。それは、普段から常に“聴く人の心に届く演奏を意識している”という心の持ち方なしには決して獲得できない、価値ある「金賞」なのである。そして、その普段の練習の在り方にこそこの賞の意味はあるのだ。結果は、意識が70%決めているという。ギター練習において、常日ごろから「何を、どう意識して練習に励んでいるか」が大事な決め手となる。「ティーコンサート」の17日まで後2週間と少し。目前に迫っている。ラスト2週間の追い込み練習の仕方次第では、肩の力が相当抜けてくる。肩の力を抜くには、結局はコツコツの練習以外に方法はないということだ。「力を抜いた力」で自分の演奏ができるようになるためにも、この2週間の練習を大事にしていってほしい。

 

10月15日(日)は、「第3回アマチュアギターコンクール」も用意されている。今は「ティータイムギターコンサート」だが、いつかは「コンクールへ!」とステップアップへの計画を練っている会員の皆さんもいることだろう。いろいろな機会を前向きにとらえ、自分のギター上達のための糧にしていってほしいと願っている。

                   2017.09.01

                                    吉本光男