協会便り    2017年11月号

      

                 今年のJUGA活動 最終章

 

                 「カフェRosa薔薇館でのサロン・コンサート」

 

来る11月18日(土)、今年最後のJUGAの活動になる「サロン・コンサート」が、カフェRosa薔薇館で開催される。JUGAの立ち上げ以前から行っていた「感性を磨く会」の延長線上にある活動である。ギターの演奏技術の向上だけでなく、様々な著名人を招いて話を聞くことで人として魅力・感性をも磨いていこうという理念がそのままJUGAに受け継がれ、今も続いている活動である。

 

外国の著名な演奏家レオン・クーデラックやワラテープに来てもらい、本物の演奏に触れる機会をつくったり、吉本自らがその任を受け「サロン・コンサート」と銘打って演奏したりすることもある。会の形式は様々に変わるが、会員の学び場としてだけでなく、来ていただいた方々に「ギター音楽のすばらしさを心から楽しみ、味わっていただきたい」という思いに変わりはない。「ギターコンサート」ともなれば、「ティータイムコンサート」や「アマチュアギターコンクール」の時と違って一般の方々も多い会場での演奏となる。忙しい日々の暮らし「日常」から少し離れ、ギター音楽を自由に楽しんでほしいと願っている。

今年最後の「サロン・コンサート」ということもあって、定員をオーバーしての申し込みが続いていると聞く。楽しみに来ていただく皆さんに「ギター本来の魅力」を伝えることができるよう真摯に努力したい。

 

 

     「アマチュアコンクール」に新企画

 

今年の「アマチュアコンクール」が終わり、来年の企画について考える時期になった。クラッシックギターを愛好し、日常の中に練習時間を組み込んでいる人の数は年々減少している現状の中にあって、若者を育てていく必要性を強く感じている。現在、「JUGAアマチュアコンクール」は、一般の部だけで高校生以上と限られている。3年目を迎え、来年からは「中学生の部」も作ることを計画している。その3年後には「小学生の部」という風に段階的に広げていくことを検討している。

私自身も中学生の時からギターに携わり、多くの先輩方に育てられ今に至っていることを思えば、コンクール出場の幅を中学生からに広げることに躊躇してはいられない気分になってきている。

                        2017.11.01                           

                         吉本光男