協会便り    2019年2月号

              挑戦する好奇心  

   

愛知では、今もインフルエンザが猛威を振るっている。意外と知られていないのが「口腔ケア」の歯磨き励行である。インフルエンザ対策としては、マスクやうがい・手洗いより効果があるそうだ。

さて、今年になって決定した新しい演奏活動が、既に3件になっている。

一つ目は、『日本ユニバーサルギター協会』の事務局を通して、鳥取県岩美町の本光寺というお寺からの依頼である。申し込まれたのは、2つの「お寺コンサート」である。合間には、幼稚園でのボランティア演奏もお願いされている。2つ目は、3月に開催される「小牧・音楽フェスティバル」参加への出演要請である。内容は、「フラメンコギターとクラッシックギターのコラボ演奏」で、こちらは吉本個人への依頼である。立て続けに3件の演奏依頼があるのは、協会設立以来、初めてのことである。しかも、県外からの活動要請となると、『一般社団法人日本ユニバーサルギター協会』が世間に認知され活動の輪が広がってきているということの証でもあろう。今春の「喜び」ごととして、真摯に受け止めていきたい。

 

「お寺コンサート」主催の「本光寺」は、曹洞宗の寺院で500人の檀家を持つ由緒正しいお寺である。インターネットで調べると、最近になって改装されたとある。美しく豊かな自然に囲まれて建つお寺の佇まいは、いかにもクラッシックギターが似合いそうな雰囲気があった。これまでにも様々な場所で演奏活動をしてきたが、お寺で行うギターコンサートは初めてである。広い講堂の中での生演奏であるから、音響の問題など気にかかることも多々ある。しかし、今までも様々なコラボ活動を通して沢山の課題を乗り越えてきた。そして、乗り越えていくことで力をつけてきたと思っている。今回のことも、色々と困難はあるだろうが越境の壁を乗り越える「わくわく心」と、「素直な心」で邁進していくことになるだろう。演奏への「情熱」と「挑戦する好奇心」があれば、どんな問題も「明るく」「前向きに」乗り切っていける。今はそんな気分である。

 

3月3日の雛祭り「Happyテーブル・コンサート」の準備も、だんだんと整ってきているようだ。事務局からは、「Happyテーブル」への参加席数があと4席になっていること、ギターのコンサート席が既に満席となっていること等の報告があった。毎回、早めの「満員御礼」を申し訳なく思うと同時に、それだけチケットを買ってくださる方が待っていてくださっているということに、演奏者として本当に有難く、感謝の念でいっぱいになる。また、会員の皆様が以前から楽しみに待っていてくださる「アルバムⅣ」の完成に向けても、現在全力で取り組んでいる。今年は「亥年」。猪突猛進というわけでもないのだろうが、何やら例年になく忙しい年になりそうだ。

健康に十分に気を付けて、この寒い2月を元気に乗り切っていただきたい。

                             2019.02.01

                                                   吉本光男