協会便り   2017年3月臨時号

第6回「ティータイム・ギターコンサート」盛大に終わる

 3月19日(第3日曜日)に、総勢25名による「ティータイム・ギターコンサート」が豊田の農村改善センター別館で盛大に行われた。各地に点在するギター愛好者が気負うことなく集って、継続的にギターを楽しむことを旨としてスタートしたこの企画も、今回で6回目を迎える。
この企画の面白さは、回を追うごとに出場者の皆さんの演奏技術がレベルアップしていくことだけでなく、Happyに生きることへの気づきが語られるところにある。それは、お互いがお互いの気づきに触発され、さらなる高みへと繋がっていく爽快さにあるといえるかもしれない。勿論、人前で演奏するということは単なる技術のスキルアップに終わらない。積極的なその生き方は、未来に向かって明るい扉を押し開けることであり、そこで得られるものは、動いた者だけが実感できる「価値ある体験」といえそうです。
さて、今回から「聴衆賞」の規定が変わることになったが、出場者の皆さんに納得していただき、和やかな雰囲気の中で第6回の「聴衆賞」が決定した。


 第6回 聴衆賞 曲 目 3つのメキシコの民謡(ポンセ)
         演奏者 松山 繁 氏


今回の聴衆賞では出場者の3人の方が同数を獲得した。他の2名は、「アルハンブラの思い出」を弾いた嶋田うららさんと、トリーハとカプリチオ・アラベを弾いた板倉千尋君である。結果、「会長による指名」ということで松山繁さんに決定した。「聴衆賞」は1名だけであるが、誰もが素晴らしい演奏で会を大いに盛り上げていた。最後に、私自身も挑戦者として「さくら」とビラ=ロボスの「前奏曲第1番」を演奏した。6本の弦で小さなオーケストラをつくり、それぞれの弦がそれぞれの役割の中で輝く演奏になることに集中した。参加された皆さんにとって、なにがしかの参考になったなら幸いである。

次回は9月17日(日)。挑戦は、もうすでに始まっている。

                     2017.03.20

                        吉本光男